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権限 夏が来ちゃう。どうしよう。

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権限 食の、あたらしい風。

ユノside ニュースで地方に異変が起きたと流れた。映像を見て愕然とした。海が真っ二つに割れたようになって人や建物が次々と飲み込まれていった。そして数分後、海は消えて何事もなく道路に戻って行った。 この光景を遠い昔に見た覚えがある。どこでだろう?あのニュースを見てから何かがおかしい。俺の記憶がおかしいのか?今までは自分の記憶なんて興味がなかった。病気を長患いしたせいで長期記憶に障害が出てると言われてきた。でもそれだけで、これと言って不都合はない。幼少の頃の記憶なんて遅かれ早かれみんな高齢になれば忘れてしまう。俺はそれが早く訪れてるだけだ。だけど、これは記憶とは違う気がする。実際にやった経験ではなくやりたかった思いなのか?俺が??天変地異を起こしたかった?どうして??なんのために・・・・ 俺は行かなくてはならない。道が割れたあの場所へ。       「ジェジュヒョン、僕と一緒にシェルターに避難しましょう」 「えっ?地方の話だろ?今すぐに避難するのか?おおげさだぁ・・・・」 「おおげさでもいいです。何ともなかったら後で笑ってください。だからすぐに僕と一緒に来てっ」 「ユノは??家にいるんだけど・・・」 「残念ですが連れていけません。」 「おまえ!俺にとってユノは大事な存在だ」 「ユノさんはもう部屋にいませんでした。ここに来る前に寄ってきましたがこれが置いてありました」   ジェジュナヘ ニュースは見たね。君は安全な場所へ逃げるように。俺はやることがある気がするんだ。昔にこの光景を見た気がするんだ。だから実際にその場に立って確かめてくる。俺は絶対に死なない。そんな気がする。あの場所に立つのは俺だと思うんだ。だから確認して必ず君の元へ戻るから待っててほしい。愛してる。                              ユノ        JS side 「博士、ユチョン知りませんか?」 「いいえ、こちらには来てませんが。自室でしょ?この時間はアポが入ってなければ事務作業をこなしておられますよ。」 「それが居ないんです。どこにも居なくて、あのノートパソコンだけが無くなっているんです。」 「そうですか。では位置確認情報から探してみましょう。すべてのPC機器に取り付けてあるのでどこにあるか把握できますからね。あれ?アクセスできない。どうして?サーバーの中枢にログインできない。僕にはログインの権限が許されていたはず。顔認証も声紋認証もクリアしたのにPW入力で弾かれるのはなぜだ?何が起きているんだ??」 「博士っ!何をしたんですか?社内のパソコンが要求を受け付けなくなりました。すべての機器がコントロールを失い自動的にシャットダウンして行ってます。サーバーも保存せずに電源が落ちてしまい予備電力も起動しません。アナログ世界に戻っています。」 「ユンホ博士。俺、社長室をもう一度見てきます。」  「まさか・・・・社長が?そんなことできるはずない。社内の全コンピューターを統治するなんて。この会社を作った時に僕と兄で力を注いで作成したネットワークシステムだ。そう簡単に破れるものではないはずだ。どちらかのキーコードがないと動かないし片方だけのキーコードで動かそうとしたら幾重にもパスワード認証をクリアしなければいけない。僕のキーコードは誰も知らない。兄でさえお互いのコードは伏せておこうということで知らないはずなんだ。なのに、どうしてこんな事態になっているんだ?唯一これを操れるのは兄だけだ。しかし兄はここには居ないうえ、記憶が欠落している。アクセスどころか使い方すら覚えてないのに。」 「博士、ユチョンのデスクにこれがありました。どこかのホテルのようですが、ここに居るようです。行ってみましょうか?」 「ええ。お願いしていいですか。僕は調べたいことがあるのでここを離れられません。」 「システムが駄目なんですか?」 「私の要求を受け付けません。どこからかアクセスしている指示にだけ反応しているようです。その原因を探り、システムの暴走を止めます」     YC side すまない。君たち5人は俺と同じ被験者で被害者だった。でも世界の統一には君たちの能力は必要だけど君たちが自分でコントロールすることは危険すぎるうえ、勝手に使ってもらっては俺が困るんだ。すべての能力を使いこなすのは俺一人でいい。君たちにはそれぞれの能力を持った能力保持生物、0号の役目を担ってもらいたい。既に心は俺が掌握してる。世界が一つになった時に君たちの能力を複製するのに必要なマスターテープだと思ってくれたら分かりやすいんじゃないかな?一緒にノアの箱舟に乗せてあげるからね。俺のそばを離れなければ死ぬことは無いから安心してくれ。さぁ・・・・行こう。船出だよ。世界の頂点に向かって。 「ユチョン、お前どうして?俺たちは同志じゃなかったのか?」 「そうだよ。最初はそうだったけど君たちも思わないか?この能力の使い方次第で今後の人生が大きく変わるって・・・・」 「大きく変わっても変わらなくても俺たちは普通の人間に戻りたいんだ。それを願ってあの会社で研究してきたんだ。ユチョンだって一番張り切ってやってたのに。金に目がくらんだのか?社長業で付き合う連中が違うから自分までお高くなっちまったのか?」 「金なんてくれてやるよ。俺は金には興味なんてない。俺が興味あるのは世界の頂点に立つこと。人はもちろん、世界を動かすことだよ。この能力で人を従わせて、自由に動かしてまた、技術を用いて人以外の生物は作成したらいいんだよ。」 「ユチョン・・・・おまえ、ユノ博士以下だよ。あの人も許せないけどおまえはもっと許せない。俺たちはおまえの駒にはならない。ノアの箱舟?お前だけ乗って行けばいい。俺たちはここで消えゆく世界の住人のままでいさせてくれ。おまえみたいな下種野郎と新しい世界なんて見たくもなければ行きたくもない」 「さっき言わなかったっけ?お前らは必要なの。マスターテープとして。無駄口叩けないように心まで支配してやるよ。さぁ。急いで移動してくれ。」                 

権限の大好きな大ファン集まれ~♪

お茶系の老舗飲料メーカーで働く田中優は社運を賭けたエナジードリンクの開発に取り組んでいた。だが、彼の試作品は、独創性に欠けていた。
一方、世間ではニジイロなる商品が大ヒットしていた。強烈個性の社長・ドクター伊藤が出演する奇抜なCMが話題となり効き目抜群と人気だったが、その成分は謎に包まれていた。
実は優には、不思議な力があった。人のオーラが見えるのだ。ある日優は舞台女優の彼女・鈴のオーラが不思議に輝いていることに気付く。原因はニジイロを飲んだ事……ニジイロはオーラを輝かせる。秘密に気付いた彼は、メーカーに問い合わせる事にした。   劇団ミックスドッグスさんはミラフェス'18というイベント公演で『銀河旋律』(※)を上演されてたのを観て初めて知った団体さんです。 【銀河旋律】様々な劇団・学校演劇の団体さんで上演されている演劇集団キャラメルボックスさんの有名な短編作品。 でぇ、そのキャラメルボックスさんぽい劇団のテイストが気に入ったのとミラフェス'18で知った役者さんが多数出演!とのことで25日の晩『ニジイロ ニンゲン カガク』(110分)を観に会場の新宿シアターミラクルまで足を運んでみたところ…  複数の役者さんによるセリフの噛みが若干、気にはなったものの(公演中につき、詳細は伏せますが)予想以上に、深い意味合いを持ったストーリーをかといって、決して重々しくはなくむしろ、軽快な程に、テンポ良く展開。お世辞抜きで、2時間弱の上演時間を感じさせない充実した時間を過ごせました。人生の悲哀も込められたSFコメディー27日(日)までの公演です。  最後に配役を記しておきます。 田中優(老舗飲料メーカーから、エナジードリンク「ニジイロ」の会社に転職するが…)…見米克之さん(観ている者の気持ちを揺さぶる熱演!)鈴(優の恋人。小劇場演劇の役者だが、現在、参加している作品で、自分のポリシーに反する演出に苦悩)…幾世優里さん(同じく、気持ちが伝わってくる熱演!)ドクター伊藤(エナジードリンク「ニジイロ」の開発者)…伊藤貴史さん(マッドサイエンティストを怪演)老舗飲料メーカーでの優の上司である部長…奥田悟史さん老舗飲料メーカーでの優のライバル&「ニジイロ」の会社の一般社員…津山夏南さん(存在感が半端ない!)優の友人・イラストレーターの菊池&「ニジイロ」の会社の一般社員…稲波聖大さん優の友人・衣装の詩音…岩﨑舞さん優の友人・バンドのエッグ…秋野舞さん「ニジイロ」の会社の開発部員サカイ(競争のみの男)…多嘉良荒さん「ニジイロ」の会社の開発部員ニッタ(天才だが、途中から人間らしさを取り戻す)…川口知夏さん「ニジイロ」の会社の開発部員ウルシバラ(ポーカーフェイスの謎の女)…吉瀬はなこさん「ニジイロ」の会社の社長秘書・谷(常にクールな実務家)…工藤和真さんドクター伊藤がまだ若い頃に造り上げた、「ニジイロ」の会社の生殺与奪の権限を持つ人工知能・マザー…熊坂真帆さん(要所要所で登場する重要な役柄)鈴と対立する劇団の著名な演出家…目崎剛さん(某劇団のホンモノの主宰。まさか、コレは「演技」ではなく「地」なのか?w)

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