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格差社会を生き延びるための権限

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とうとう二年も待っていた Ubuntu 18.04 LTS 版がリリースされましたね。「超人的なビーバー」というらしいですが、情報によりますと、今回から「最小インストール」オプションなるものが追加されたそうです。 それがどんなものなのかよく分からないまま、極楽はぜはいつものように Lubuntu をミニマム・インストールしてみました。それがどのようになったかを簡単なメモにしています。 極楽はぜはこれまでも、 Lubuntu 16.04 LTS 版のミニマム・インストールや、Debian-Stretch 9.0 のネット・インストールをしてきました。ただこれの短所はインストールが面倒くさい、マニュアルがない等です。短所は言い換えれば致命傷ですね。これに挑戦するのはほぼ変態かもです。 Lubuntu 16.04                Debian Strecn 9.0    そんな Lubuntuの特徴は、ありきたりですが、「軽量で、リソース消費量が少なく、省エネ」で、デスクトップ環境にLXDEを使用しているということに尽きると思います。 Lubuntu 18.04 Lubuntuが動作するPCは、目安として2004年頃に発売されたものが基準になります。性能が十分かどうかは試用して見なければわかりませんし、使えるの意味は人それぞれですが、寝パソで Gyao を見るにはソコソコ使えるレベルです。 必要要件はこんなものです。
1. CPU :  PAEをサポートしたCPU、Pentium 4以降
2. メモリー :  1GB必須、2GB以上推奨
3, GPU :  XGA
4. HDD :  ext4、10GB以上の空き容量
 これから七面倒臭いことをやっていきます。前出のエントリーに詳細がありますので、ぜひご一読をしていただければ幸いです。 ここでやることは、小さな二個のファィルを使用して「ネットブート」することですが、本当に最小限のものしかインストールされませんので、ある意味カスタマイズし放題というです。

必要な二個のファイルとは、
1.  initrd.gz
2.  linux 
入手先は Archives Ubuntu です。
32bit 版
https://archive.ubuntu.com/ubuntu/dists/bionic/main/installer-i386/current/images/netboot/ubuntu-installer/i386/

64bit 版
https://archive.ubuntu.com/ubuntu/dists/bionic/main/installer-amd64/current/images/netboot/ubuntu-installer/amd64/

インストールはこの二つのファイルをパーテーションへコピーするだけです。当然のことですが、インストール先は新規独立パーテーションですので、指定間違いで既存システムを壊さないように要注意です。

 
 
インストーラの起動は既存の Grub4Dos のメニューリストの末尾へ下記のスクリプトをコピペするだけです。 例 : sda5 の場合#  Ubuntu Installer 
title Ubuntu Installer (sda5)
 root (hd0,4)
 kernel /linux
 initrd /initrd.gz

今回のインストールはパピーリナックスが導入されていることが前提になっています。インストールの流れは既出の記事と同じですので、重複を避けるためポイントだけを簡潔に書いていきます。 1.  日本語選択  2. 日本語キーボード選択、検出しない  3.  有線ネットワーク設定  4. ユーザーパスワード入力   5.  パーテーショニングの方法、手動を選択  6. インストール先選択、sda5 の場合  7. パーテーション設定、利用しない  8.   このパーテーションの利用方法、EXT4  9. マウントポイント、なし  10.  マウントポイント、/ ルートに設定  11. パーテーションのセットアップ終了  12. デスクへ変更の書き込み、下方に隠れて見えない  13. パーティショナーへ戻りますか、いいえ  注意現時点で、私の環境での 64bit 版では、上記プロセスで不自然な動きをし、47% でフリーズしてしまいます。何故かは不明です。32bit 版はオッケー。そのうち解決するでしょう。そのため現時点では、32bit 版しかインストールできません。  14. ディスクへ変更を書き込みますか、はい  15. インストール中  16. ソフトウエアの選択、Lubuntu Mimimal、トラブルを避けるため Desktop でも良い、スペース・キーで選択、タブ・キーで「続ける」へ移動、リターン  17.  ソフトウエアの選択とインストール  18.  ブートローダはインストールしない、戻る  19. ブートローダ無しで続けるを選択  20. システム時間をUTC に設定  21.  インストール完了、再起動します。  インストール後の最初の起動には、パピーリナックス上で Grub4Dos を走らせ、新規にメニューリストを作成します。ネット上にある起動スクリプトをコピペしても起動しますが、面倒でも新規に作成し直した方が良いと思います。

# Full installed Linux
title Ubuntu 18.04 LTS (sda8)
  uuid 51adedd6-a4ce-4d3d-a061-24e94b2c6481
  kernel /vmlinuz root=/dev/sda8 ro
  initrd /initrd.img 22.  立ち上げると、真っ黒な画面が現れました。壁紙は準備されていないようです。前バージョンでは Debian の壁紙だったので少しは進歩したのでしょう。  23. アプリは最低限のものしかありません。でも、これで十分です。自分で入れればいいわけですから。  これからやることです。
1.  アプリのミニマル・インストール
2.  日本語入力の手直し

最初にターミナルを起動して、パッケージマネージャと無線LAN を入れます。無線LAN は Debian で使い慣れた wicd を使用しました。

# sudo apt update
# sudo apt install synaptic wicd hardinfo gparted leafpad bleachbit 無線LAN はプロパティを開きパスワードを入力、接続で完了。  Bionic Beaver になっての一番の進化は、ミニマム・インストールでも、fcitx-mozc を採用し、デフォルトで日本語入力ができることです。昭和のおじさん御用達のかな入力へ変更するには、mozc-utils-gui をパッケージマネージャからインストールすることで可能となります。  しかし 32bit 版なので、ブラウザを Chrome ではなく、Chromium にしましたが、そのためか、ブラウザ上では日本語入力ができませんでした。以前にもこの現象があり、ibus-mozc を追加インストールすることで解消していました。 詳しいことは全く分かりませんが、ibus がどうとか、gtk がどうとかと文句を言われたことがあります。その時の解決方法として、ibus-mozc を追加、fcitx-mozc と同居させました。実は本家 Lubuntu もこんなダブル構成になっていましたので、何かあるのかもしれません。  このように Chromium や Gnumeric でも日本語入力できるようになりました。ただ、これは 32bit 版だけの現象で、64bit 版では
無問題です。早くトラブルが解決して、 64bit 版がインストーできるようになればいいですね。 
 最後にauto-loginの方法です。起動時のパスワードの入力は嫌だなと思っている方向けです。 1. 設定ファイルがありませんので、空ファイルを作ります。

# sudo leafpad /etc/lightdm/lightdm.conf.d/10-autologin.conf
2. 下記を貼付け、すぐ usr を書換えます。後でやる場合は管理者権限をお忘れなく。

[Seat:*]autologin-guest = false
autologin-user = yourusername
autologin-user-timeout = 0

[SeatDefaults]allow-guest = false /etc/lightdm/lightdm.conf.d/10-autologin.conf
インストールが済みましたので、ボチボチ使いながらカスタマイズしていこうと思っています。あれもこれもと欲張っていると、あっという間にファイルが巨大化します。Debian に比べると 1GB 以上大きくなり、ミニのはずがマキシになります。 こんな面倒なことはゴメンだなと思われる方は、とりあえずフルインストール版を使用し、慣れたところでミニマム・インストールに変更し、カスタマイズを楽しむのがいいのではないかと、老婆心ながら提案します。 フルでもミニでも、軽量なのにはほとんど差はなく、こう言ってしまえば身も蓋もありませんが、ファイルサイズだけの問題です。ただ、インストールはどちらも同じように面倒です。
さて近所のりんごの木は、開花が近づいてきました。当地では受粉にマメコバチという蜂を使うのですが、開花期間中の天候が不順な場合には、人手でやるよう注意報が出ていました。ゴールデンウイーク明けの天候が心配です。

 最近の極楽はぜは低炭水化物ダイエットに勤しんでいますが、それの一環としておやつにミックスナッツを食べています。同じカロリーでもナッツは噛みごたえがあり、食べるのに十倍くらい時間がかかります。効果は徐々に出始めています。では、また。
当てるならミニよりジャンボ一直線

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